リフォーム事例２　京都府Ｍ邸（築４０年）

古い建具の味を活かして梁を見せ、家具や雑貨が馴染む温かな空間へ

水回りの導入や耐震性を高めることを基本に、気に入っていた大きな窓を残して、家族が過ごしやすい家へとリフォームすることを要望されておられました。
そこで、古い建具の趣を活かし、天井をくりぬき既存の梁を見せた大空間をご提案いたしました。味のあるカリンの床材を合わせ家族がくつろげる和みの空間へ。大切に使われてきた家具に子どもたちのおもちゃや雑貨、色んなモノが絵になって映える温かな空間が広がりました。耐震性に配慮し、壁を剥がして筋交いを入れて補強したこともポイントです。「社長の物腰が柔らかくてお話ししやすかったです。子供が大きくなって増築する際も依頼したいですね。」といってくださいました。

古びたテイストを活かし、天井をくり抜き既存の梁を見せて木の温もりに包まれたくつろぎの空間へ。味のあるカリン材の床も、以前から使われていたかのように調和しています。

ダイニング　キッチンの天井を高くすることで部屋の広がりが出ます。
夏は暑い空気が上に上がるので、涼しく過ごせます。
冬は、ガス温水式床暖房なので頭寒足熱で快適です。天井に断熱材を充填する事により暖かい空気が逃げないので寒くないです。

キッチンも既存の窓を活かして明るく、カウンターはシナベニヤを使ってシンプルにしております。

トイレは、黒いタイルに白い壁、天井をオスモオイルでこげ茶色に着色する事で費用を抑えてレトロな空間にしています。
便器は、節水式を採用しているので見た目はレトロでも機能面では最新です。

瓦からトタン葺きの屋根に変えて軽量化し耐震性を高めました。味を活かし壁や格子も一新いたしました。

既存の木を囲むようにタイルを貼り、テラスとして再生しました。
「夏はプール遊びも楽しめました」と喜んでいただけました。

木製サッシをあえて残すことにより、部屋のイメージを山小屋風に維持しています。
屋根は、全面張り替えていますので、軒裏も新調。破風部分には杉板をカンナ掛けし着色しています。木の風合いを使い建物全体の雰囲気を整えています。