リフォーム事例６　京都市Ｔ邸（築３０年）

味のある吹抜けのLDKを作って、こだわりのレトロな洋館風の住まいに

写真家で住まいにもこだわりがあったTさん。中古物件を購入した10年前から、いつかは昔の洋館風の住まいにリフォームしようとイメージを描かれていた。水回りが老朽化してきたことから、リフォームを決意。事務所兼自宅のため1階を仕事用のスペースとし、陽当たりのいい2階をプライベート空間として考案した。開放感と味のある雰囲気を出すべく、和室をなくして既存の梁や補強梁を見せた吹抜けとし、のびやかなLDKを作り出した。ダイニングテーブルやキッチンカウンターを造作して腰板をあしらうなど、イメージ通りのレトロな内装で統一。耐震補強も行い、傷んでいた給排水管なども一新して、技術面でも納得の仕上がりとなった。

外壁・屋根
特徴のなかった外壁は、石を取り入れて表情豊かに再生。玄関上部や窓回りの細かなデザインは、最終、現場で話し合って決めるなど、こだわりが詰まっている。思い描いていた洋館風の佇まいへと様変わりした。

収納
道路に面さない位置に浴室を配置したことから生まれたスペースは、玄関収納として活用。靴はもちろん上着などもしまえるので、玄関をすっきりと保つのに役立っている。

玄関
漆喰の塗り壁と杉材を使った腰板を合わせ、落ち着いた玄関ホールに。事務所への扉は、鉄にさび加工を施し、使い込んだ味を出したこだわりのもの。

浴室・バス
浴槽はお気に入りのタイルを取り入れて丸く、というイメージ通りに作り上げてもらった。ガラス戸を取り入れて、心地のいい開放感を演出。

廊下
アールを描いた仕切り壁や格子など、2階も統一感をもたせてレトロな風合いを漂わせた。

レトロな風合いが居心地の良さを高めた、和みの空間へ
Tさんが以前からイメージしていた通り、塗り壁風のクロスに杉材の腰板を合わせた、レトロな風合いが漂う空間を創出。開放感を高めるべく梁を見せたほか、空間に合わせてキッチンカウンターやダイニングテーブルも造作しました。心からくつろげるお気に入りの空間となりました。

施工前
部水回りが老朽化したこと、また和室が多く生活しづらかったことも悩み
10年前に購入した中古物件は、築30年を迎え、水回りが老朽化。また広さはあるものの、使い勝手が悪かったことから２階はほとんど使われておらず、生活しづらかったのが悩みとなっていました。

施工中